7月中旬に生徒のみなさんの作品を集め、文集を作りました。
年に三回ほど、文集用の作文やお話を書いてもらい、それを印刷して冊子にして渡しています。
書く内容は生活作文でも物語でも良いとしています。
作文は苦手でも物語は書くのが得意、という子もいれば、逆に生活作文は自分のことを書くので恥ずかしくて書きにくいという子もいます。
作品に絵を入れたいという子もいますし、マス目のある原稿用紙にきっちり書きたいという子もいます。
ひとそれぞれ、「こう書くのがいい」というのがあって、その「こう書きたい」に従って書くのが、なんだかんだで文章力が育つコツのように思えます。
例えば物語ばかり書いている子の作品を前回の作品と比べると、登場人物の会話を入れるようになっていたり、その場面がどんな場所なのかをちょっとくわしく書くようになっていたりします。
子どもたちの作文を読んでいると、文章力はコツコツ身について、あるときドーンとひときわ面白い作品を書く傾向があるようです。
いつドーンが来るのかは分かりません。
まずはコツコツ。
そのコツコツがたくさん見られる作文集でした。