広告を刷る

 先週、今年の梅雨は雨が降らなくて変だ、と書いたら、その直後に雨が降るようになりました。場所によっては大雨で被害が出ています。

 今後、日本の梅雨はこのような、降らなくてダムがたまらず渇水に困る地域、降りすぎて洪水などで困る地域を生み出すような、極端な季節になるのかもしれません。

 そうなれば、これまでの梅雨とは違う天候を前提にした政策・公共事業を展開する必要がありそうですし、現実にすでにそう移行しているのかな。

 渇水に困っている地域に、遠距離から余っている水を送るようなシステムが、これから必要になるのかもしれませんね、どうなんでしょう。必要になったとして、それが出来るのか、という問題もあります。技術的、予算的に。

 

 さて、話を変えまして、夏休み前に新聞折り込みの広告を打とうと思いまして、この土曜日曜で印刷する予定です。

 個人経営の小さな塾ですので、広告のデザインは自分でしますし、印刷するのも、塾の印刷機を使って一万数千枚刷ることになります。配るのはさすがに業者に任せます。

 前回は三月に広告を出したのですが、このとき、けちって一番安い紙を注文して使いました。

 けちるとろくなことになりませんね。

 印刷していると、数十枚に一枚、紙が重なって白紙のまま印刷機から出てきてしまうのです。紙の質が悪くざらざらしているため、なめらかに滑らないのでしょう。

 白紙が混ざってしまうと、その白紙を抜き出し、それを再び印刷機にかけなければなりません。

 やることは単純ですが、例えば五〇〇枚の束の中から、飛び飛びに入っている二,三〇枚の白紙を探し出さないといけないわけです。面倒くさいことこの上ない。

 その上、とりだした数十枚を印刷機にかけると、そのうち数枚がまた白紙で出てきて……。

 時間はかかるし、神経はすり減るしで、さんざんでした。

 よって、今回はもう一ランク上の紙にしました。白紙がでないとうれしいなぁ。

 安い物には、安いだけの理由があります。

 この紙に限らず、数円を惜しむことで不利益となっている物が、もしかすると日用品の中にも気付かずに存在しているかもしれませんね。子どもの筆記具とか、台所用品とか。

2019年07月06日