動詞でビンゴ!

 街路樹のツツジがきれいに咲いていますね。

 去年は市役所前のツツジが真っ白できれいだったのですが、市役所の工事のために植え替えられてしまいました。以前と同じように咲き誇ってくれるとうれしいのですが……。

 

 さて、作文教室では開始15分ほどを使ってミニレッスンをやっています。

 その一つとして、本から動詞を探して書き出す、ということをしています。3,4年生くらいまでだと意外と見落とし、時間がかかることも。

 その動詞探しに少し慣れた子たちがいたので、次に動詞ビンゴというのを思いつき、一緒にやってみました。ただ探すだけじゃ飽きてしまうので、ゲーム化してみたのです。

 ルールは簡単。

 

1.私とその子たち二人(あわせて3人)で、それぞれ別の本から動詞を探し出し、5×5マスの用紙に書き出す(お互い見えないように)。

2.シートを隠しながら、順番に自分が見つけた動詞を一つずつ言っていく。

 同じ動詞を書いた子がいたら「あるよ!」と宣言。動詞を言った子と、「あるよ!」の子はその動詞に丸をつける。

 もし自分以外だれも書いていなかったら、残念、×をつける。

3.2を繰り返して、○が5マスそろったら勝ち。

 

 3人とも低中学年向きの児童書から探したので、簡単にそろうかなと思いきや……

 

「じゃあ最初に、すわる」「ない!」「ない!」

「たたく」「ある!」「……ない」

「着る」「ない」「ない」

「思う」「ない」「ない」

「笑う」「ない」「えーと、ちょっと待って、あった!」

「かかえるは?」「ない」「ないねえ」

 ・

 ・

 ・

 意外とこれが、重ならない。「思う」なんて全員書いていそうなのに1人だけです。

 結果、他の誰かと重なった動詞は、25個中6個とか7個。当然ながら、誰も5マス並ばず終了です。

「次は、一緒にならなかった動詞でやったら? でもそれだと簡単すぎるかも」

 そう言われてしまいました。×でビンゴなら、その子は2列出来ています。

 ビンゴとしてはちょっと失敗。

 でも、自分たちの想像以上にいろいろな動詞が使われていることを学べたので、ミニレッスンとしては成功、なのかな?

 

 使う動詞が増えれば、それだけ文章も豊かになります。

 動詞に限らず他の言葉も、ゲーム感覚で増やしてあげたいですね。

 

2017年04月29日